「流産率が高いと、第一子ができるのが遅くなる」となる。自明の理のようにも思えるが、流産率が高いというデータが出ている高層階に暮らす夫婦では、本当に子どもができるのが遅くなるのか確かめたい。結婚後第一子が出生するまでの年数を居住階別に見たもので、居住階が高くなるほど、第一子の出生が遅くなっていることがわかる。一〇階以上に暮らす女性に第一子が誕生するのは、結婚後平均して三・〇年で、一方、一階に暮らす女性(一・九年)の約一・六倍の年数がかかっている。
[参考]
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高層階では子どもができにくいのだ。むろん、子どもとくに第一子が生まれる時期は、夫婦の身体上の理由もさることながら、夫婦がどのような家族計画を持っていて、いつ子どもを作ろうとするかという意思にも大きく左右される。単に「流産率の高さ」だけが「第一子出生の遅れ」の原因ではないはずである。ただし、やはり、居住階が高いほど流産率が高くなり、そのために第一子の出生が遅れる(子どもができにくい)という構図が見えてくるのである。