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収納整理について考える

2011.09.30

普通、主婦にとってもっとも住宅計画の中で気になるのは「収納整理」の計画のようです。現状の家の中の収納整理の状況を見せてほしいと頼むと、たいていが、それは困るとことわかります。なぜかと聞けば「ちらかっているから」なのです。なぜちらかるのか聞くと、「収納スペースが少ないから」という声は多く、決して、物が多いからとか、自分の収納の仕方がまずいから−などとは答えません。それでは、最初に、収納整理のスペースはどのくらいとれば良いのか考えてみることにしましょう。少し前になりますが、ある団体が、日本の住宅にはどのくらいの「物」があるのか調べてみました。当時、日本の住宅の平均は約三〇坪。現状はもう少し広くなっています。また、平均家族数は四人。現状はもう少し少なくなっています。そこで、約三〇坪の住宅に、約四人で暮らしたら、どのくらいの「物」を持っているかということになります。その結果、七・五畳の床から天井までギッシリ「物」を持っていることになりました。簡単に、収納スペースと言えば押入れを思いうかべます。そこで、七・五畳の床から天井まである「物」を収納するとしたら、一間の押入(奥行九〇センチ×間口一メートル八〇センチ)が六ヵ所〜七ヵ所は必要だということになります。わずか三〇坪の住宅にこれだけあったら、収納スペースだらけです。簡単にスペースをパーセンテージで読み取れば、住宅の延床面積の一〇%ということになります。住宅に現状ある収納スペースはどこにありますか?と聞くと、押入れ、納戸、床下収納、天袋、地袋、物置などとあげられ、あとは声が聞こえなくなります。それではタンスは?下駄箱は?食器棚は?本棚?などと聞くと、必ずありますという答えが返ってきます。つまり、前の答えは全部住宅そのものに造りつけられたものだし、後のタンス類などは家具なのです。

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